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2014年

今年度の請願項目・請願趣旨

◆呼びかけ

 子どもの成長発達を保障するためには自治体の責任の下、保育制度を充実しながら「待機児童解消」や「すべての子育て家庭への支援」を進める必要があります。すべての子どもたちが健やかに育つ環境をよくするために今年も署名活動に取り組みます。みなさんのご協力をお願いいたします。

◆請願趣旨
 
 子どもは未来の希望です。すべての子どもの成長発達が等しく保障され、健やかに育つ権利があります。
 子ども・保護者をとりまく状況は、大変厳しいものです。厚生労働省の発表によれば6人に1人の子どもが貧困状態にあり、子どもへの虐待は6万6千件を超えています。保育園の待機児童は全国で14年4月時点で2万1371人と解消されていません。乳幼児とその家族の抱える困難が深刻化する中で子どもの育ちは大きな危機にあり、保育園・幼稚園の果たす役割・期待は非常に高いものとなっています。保育施設での事故も多く報告され、心配をしております。(認可外保育施設15件・認可保育所4件「赤ちゃんの急死を考える会」12年11月~13年12月)
 厳しい生活環境の中だからこそ保育園・幼稚園で安心して過ごし、たくさんのお友達と夢中になって遊べる環境をどの子にも等しく保障することが求められています。子どもの権利条約を批准して20年、子どもが権利の主体者として、真に保障される保育、保育制度であるべきです。
 この保育園・幼稚園の中身・質を規定するのは国や自治体の制度です。品川区では緊急に必要と、様々な努力での待機児童対策を行っていただいておりますが、まだまだ待機児童はなくなっていません。今年認可保育園を希望して不承諾の通知を受けた人は777人に上ります。新制度の下での保育園は様々な施設(家庭的保育・小規模保育・事業所内保育・居宅訪問型保育等)が想定され、基準も一定ではありません。自治体の責任で認可保育園を増設し待機児童がなくなるようにしてください。また区内にあるすべての保育園・幼稚園が保育水準・基準を守るための指導・監督は自治体の責任で行ってください。
 大都市での保育園の増設には施設の確保は大変です。しかし子どもの体力づくりに欠かせない遊び場所の整備も不可欠です。バランスをとる力を養うには、外で走り回ることが必要と専門家も指摘をしており、そのために国有地・都有地・区有地等利用し、新設園・既設の園での園庭を確保してください。施設任せでなく、子育て支援課・公園課等複数の担当課が横断的に協力をして使える場所を整備してください。
 新制度についてはこれから保育園・幼稚園に入園希望をする人はもちろん、すでに在園している人にも条件に合わせて丁寧に説明を行ってください。

◆請願項目

1.品川の現行保育水準(施設、職員配置、保育予算など)を維持充実してください。
2.小規模保育などの保育士は、法の基準より上回る保育者全員を有資格者にしてください。
3.待機児童の解消は認可保育園の増設で行ってください。
4.子どもの健やかな成長発達を保障するため、自治体の責任で園庭や公園・広場などの環境整備をしてください。
5.保育料の保護者負担を増やさないでください。
6.新制度についての説明は利用者・希望するすべての人に理解できるように丁寧に行ってください。

◆宣伝ビラ
宣伝ビラ
◆PDFファイルのダウンロード(宣伝ビラ)

◆請願署名用紙
請願署名用紙

◆PDFファイルのダウンロード(請願署名用紙)

10月26日(日)大井町駅頭宣伝・署名行動

大井町駅頭宣伝

 秋晴れの日曜日、大井町の阪急前の広場で宣伝し、保問協の署名に協力を呼びかける「駅頭宣伝」を行いました。大人14人子ども6人が参加し、約70筆の署名が集まりました。

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