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品川保育問題協議会 品川区長選挙に向けた「公開質問状」への回答

 
公開質問状の質問は以下の5項目です。(項目クリックで各質問へジャンプ)
質問1「認証保育所に対する運営費の補助について」
質問2「配置基準について」
質問3「保育園・幼稚園など子育て支援の施設について」
質問4「職員の待遇改善について」
質問5「民間委託化について」

公開質問状への回答をいただいた候補者は次の方です。(回答到着順)
西本たか子候補 / 森沢きょうこ候補 / 石田ひでお候補 / 山本やすゆき候補 / 村川ひろかず候補

※以下、公開質問状の質問内容と、質問項目ごとに各候補者からの回答を原文のまま掲載いたします。(レイアウトの都合で箇条書き以外の改行は削除させていただきました。)
 

質問1 「認証保育所に対する運営費の補助について」

認証保育所の定員未充足による減収に対する運営費の補助について 23 区内で、入所児童が定員に満たない認証保育所に対して、経営の安定及び児童定数の維持をするために、一定の基準を設けて加算補助をしている自治体があります。 品川区でも、保育士の年度を通しての配置・保育児童定数の削減及び休止の回避・年度途中の入園希望に応える・保育士の確保と保育の質の向上の為加算補助を希望しますが、ご意見をお聞かせください。

【西本たか子候補】
品川区は待機児童ゼロを達成するため、認証保育所、私立保育園の積極的な設置をしてきました。認証保育所は東京都管轄ですので直接のかかわりが困難な部分もありますが、待機児童対策の大きな役割を担ってきたことに大変感謝しております。私は区議会議員として、保育の需要と供給のバランスが逆転するときがくる。保育の在り方を検討していくべきでそれぞれの施設の役割を含め、将来のビジョンを明確にして進めるべきだと主張してきました。認証保育所のみならず、品川区の保育は量から質への転換が必要になってきています。それを踏まえ、品川区としての保育行政の見直しをしていきます。

【森沢きょうこ候補】
都議会議員として、多様な保育サービスによる待機児童の解消及び保育の質の向上に取組んできました。コロナ禍にあっては、児童の登園状況が不安定になったことで、認証保育所の経営の厳しさが改めて浮き彫りになり、結果的には、自治体ごとに不公平な利用者負担となったことを問題提起しました。都の支援制度を活用し、利用者負担が生じないように区に対しても働きかけ、実現したことは一つの成果であると考えています。東京都独自の政策としてはじまった認証保育所については、多様な保護者ニーズに応える保育サービスとして非常に重要と認識しており、公的支援の充実は重要と考えています。周辺自治体とも連携し、都に対する要望活動を行ってまいります。

【石田ひでお候補】
認証保育所の定員未充足による減収に対する運営費の補助について今後の人口の減少や保育ニーズの変容を考えた際に直接的な支援は考えていません。

【山本やすゆき候補】
様々な取り組みの結果、品川区での待機児童問題の解消に一定の進展が見られた現在、適正な保育士の配置など、保育の質の確保は次なる重要な課題と認識しています。各保育所の経営努力に対して適切に報いるため、一定の基準は必要と考えておりますが、保育の質を保ち、必要な時にいつでも入園ができる定員余力を確保するためには、必要な加算補助を行うことは優先度の高い措置の一つと考えております。

【村川ひろかず候補】
子どもの数に応じて認証保育所に運営費補助を支給する現行制度では、特に小さな運営母体のところで保育士の安定配置など運営に困難をもたらされているとの話を聞いています。認証保育所は東京都の制度ですので、まずは都に支援策を講じることを求めるとともに、現場の実態をよく聞きとって現状を把握した上で、区としてできる支援も検討していくべきと考えます。

質問2 「配置基準について」

配置基準について 保育士の配置基準いわゆる国の配置基準(1・2歳児6対1、4・5歳児30対1) は、戦後すぐにできたものです。保育時間が11時間開所になった現在も変わってい ません。 保育要求が高まり、待機児童対策として、既存の保育施設の受け入れ人数が拡大され、定員以上の子どもが保育されてきました。しかし、コロナ禍が続いているこの3 年、保育は感染防止のため「新しい生活様式」を実践のため、日々の消毒、密を避けるため少人数での保育など、今まで以上の感染対策を講じてきています。しかし、ゆとりある空間の確保も保育士の増員もないままに、保育士の努力と奮闘に支えられているのが現状です。 品川区として、子どもの豊かな育ちを保障するために、品川独自の保育士配置基準を作るため、予算を確保することを願っています。予算化し、品川独自の保育士基準を作ることについて、ご意見をお聞かせください。

【西本たか子候補】
保育士配置については、今後の役割を見直す上で適正な人員配置を考えていくべきと考 えます。特に公立保育園は配慮が必要な子ども達の保育、学校との連携を更に研究、実践をすることが出来る、しなければならないと考えます。当然ながら職員配置はその役割を検討し現実にあった配置を考えるべきです。コロナ禍のような人的対応が必要な場合に対しては区の職員だけではなく民間の力も必要になると考えます。まず、実態調査から行います。

【森沢きょうこ候補】
品川区では、区独自の保育士の配置基準として、1歳児に関しては5対1とし、その他の年齢は都の配置基準を遵守、基準配置職員は全て保育士とするなどの対応をしていると聞いております。またコロナ禍においては、都議として、園への感染防止対策物品の補助などを働きかけてきました。今後も保育を継続するため、また、質の維持・向上のため、感染症の状況や保育ニーズの変化を見極めながら、東京都と連携して必要な支援を検討していきます。

【石田ひでお候補】
配置基準について 現在品川区の保育基準は十分なものと捉えている。新しい生活様式などコロナ禍への対応については、必要な支援をしていきたい。

【山本やすゆき候補】
現行の保育士設置基準は、コロナ感染対策などを踏まえると到底十分ではなく、現場の保育士の方々の努力と善意に支えられているといっても過言ではありません。山本やすゆきは、子育て・教育への重点的な予算配分は自身の最優先政策と考えており、より質の高い保育実現のため、品川区独自のより手厚い保育士配置基準を作ることは、積極的に検討を進めたいと考えています。

【村川ひろかず候補】
保育園は単なる託児所や親の就労支援の役割だけではなく、遊びや交流を通して子どもが豊かに育つ環境を保障する場でもあります。そもそも、日本の子どもや教育に対する公的支出は諸外国に比べとても少ない現状があります。現場の声も聞きながら、大事な子どもの成長を支える施設にふさわしい、より充実した保育士配置基準を作るべきです。

質問3 「保育園・幼稚園など子育て支援の施設について」

保育園・幼稚園など子育て支援の施設について 長引くコロナ禍の影響等で、少子化はさらに進行しています。保育園の増設の後押しもあり、発表される待機児童数は減少しましたが、様々な理由で待機児童として数えられなかった「かくれ待機児童」の存在もあります。年度途中の引っ越してきた等ではなかなか入園が大変だという声もあります。一方で定員に満たない保育園も出てきました。区立伊藤幼稚園は定員割れがあるということで、いきなり再来年3月末閉園と説明があったと聞きました。子育てのために大切な施設です。充実してほしいと願っています。今後の保育園・幼稚園等の子育て施設の在り方について、どのように考えていますか。

【西本たか子候補】
今回の伊藤幼稚園閉園問題は、議会でも8月に聞いたばかりで驚いています。あまりにやり方が乱暴すぎます。そもそも公立保育園・幼稚園の役割、将来に対するビジョンが明確でないので人数で判断をすることになると考えます。長期計画の人口動向での保育園設置数が予測されていましたが、コロナ禍、少子化によって大幅にズレが出てしまっています。長計含め見直しを図るべきで、公立・私立の役割を再考すべきと考えます。 私は区議会において再々、公立の在り方について問いただしましたが満足な答弁は頂いたことはなく、品川区の保育行政の質の低下を感じています。調査を含め改革をしていきます。

【森沢きょうこ候補】
都議として、認証保育園やベビーシッターも含めた多様な保育の推進による待機児童対策と、その先にある保育の質向上に力を入れてきました。区の待機児童は0人になりましたが、かくれ待機児童をはじめ、希望する保育サービスに繋がることができていない区民は未だ存在します。今後は、親の就労状況等に関わらずに、誰もが保育サービスに繋がる仕組みや医療的ケア児を含む障がい児の受け入れなど、保育の質向上に力を入れる必要があります。区立・私立に関わらず、保育に関わる施設の充実に力を入れていきます。

【石田ひでお候補】
保育園・幼稚園など子育て支援の施設について 待機児童数も0となり、定員を満たさない施設も増えてきている。今後の人口減少を見据えた適切な施設数について明確にしていきたい。その上で施設の再編を行い、複合化を基本に様々な行政ニーズに応えていきたい。

【山本やすゆき候補】
現役子育て世代で共働きが極めて一般的となる中で、保育園のニーズが高まり、幼稚園の定員割れが問題となってきている点は品川区も他地域と同様です。それぞれに幼児保育・幼児教育の重要な役割があり、ほんの数年にすぎない貴重な幼児期に健全な子育て環境を確保する上では、施設の継続的運営は大変重要です。そういった点を前提としながら、限られた財源をより効果的に活用する上では、高まる保育ニーズに合わせて保育園の定員増加・予算配分を強化していくことが必要だろうと考えております。幼稚園については、引き続き質の高い幼児教育機能を果たす施設が、通園可能な地域にそれぞれしっかりと配置されていることを前提に、各地域の入園希望人数を考慮した定員枠や予算配分の見直しを検討する必要があると考えています。

【村川ひろかず候補】
区は「待機児ゼロ」というが、認可保育園を希望しながら不承諾になった方は今年900人近くいました。ご指摘の通り「かくれ待機児童」も大勢いますし、兄弟がバラバラの方もいます。見せかけの待機児ゼロで済ますのではなく、不承諾となった方々の行先などの実態調査や需要調査を行い、必要な区立認可保育園の増設を行います。区立認可園の民営化は中止します。
・ 保育園も幼稚園もどちらも子どもや親にとって大切な施設であり、共存すべきです。お互いの文化ややり方を尊重し、性急で機械的な幼保一体化は進めるべきではありません。
・ 品川区が公立幼稚園のうち3園の単独園(伊藤・城南・浜川)の閉園を発表したと聞きました。伊藤幼稚園の来年度からの募集停止は保護者や地域の声で1年延期されたとのことですが、子どもや教育の施設を当事者や地域の声も聞かずに閉めるというようなやり方はあってはなりません。公立幼稚園閉園の方針は一度白紙にし、親や子どもや地域の声を聞きながら方針を決めるべきだと思います。

質問4 「職員の待遇改善について」

職員の処遇改善について 保育士不足は依然として深刻です。その主な原因は、厳しい労働条件や低すぎる賃金にあると言われています。保育士の労働条件や賃金について、どのようにお考えですか。

【西本たか子候補】
公立の職員と私立では差があることは理解しています。私立の処遇改善もかなり進んでいると思いますが基本給が上がっているわけではなく、処遇改善されているとは言えません。ただ、私立保育園の処遇改善は補助金の成り立ちから直接的に関与は困難ですが 区として保育士確保として重要な視点と考えますので要請をしていきます。

【森沢きょうこ候補】
保育の質向上のためには、保育士の処遇改善が重要です。東京都の保育士の平均給与は400万円超と全国平均を上回っているとの調査もありますが、寄せられる声とは乖離があると感じています。
一方で、給与の引き上げは周辺自治体との間で限られた保育人材を奪い合う懸念もあり、広域での取組とする必要があります。周辺自治体と連携した施策の展開や、国・都への要望活動を検討していきます。

【石田ひでお候補】
職員の処遇改善について 特に私立保育園は保育士の確保が難しいと聞いており、支援の方法は検討していきたい。

【山本やすゆき候補】
現状の保育士の労働条件や賃金は、聖職として報酬以外のやりがいを感じていただいている保育士の皆様の頑張り、善意に支えられております。質の高い幼児保育の有無は、その後の子どもたちの人生の成功に極めて大きな影響があるという研究も多数存在します。保育士に対しては、高い専門性・社会的な責任に応じた適正な処遇を提供しなければ、今後、保育士を志す人材が十分に確保できないと強く懸念しており、少なくとも現行の水準に比べて1ー2割程度のアップを目指して必要な財源を確保し、配分をしていくことが必要と考えています。

【村川ひろかず候補】
保育士の賃金は、多少待遇改善策も講じられたもののごくわずかで、他業種に比べ平均賃金は依然として低い状況のままです。保育士は子どもの成長と安全に直接かかわる専門職であり、長く勤め続けられ専門性を育てていける環境が必要です。そのためには配置基準など労働条件の改善、賃金など待遇改善は必須です。本来的には、国や都が積極的に進めるべきことではありますが、国や都にも働きかけながら、区としてできる独自の待遇改善策を作るべきです。

質問5 「民間委託化について」

民間委託化について 品川の保育は制度、内容ともに公立保育園を中心に作られてきたといっても過言ではありません。自治体が公的に子どもの成長発達と保護者の就労を保障してきたといえます。しかし、待機児童解消を目的に全国的に民間企業も含め沢山の保育園が作られました。一定の待機児解消にはなりましたが、その中で各地に、いくつかの痛ましい事故により幼い命が失われるという悲しい事態も繰り返し起きています。命を預かる保育園の責任の重さも感じます。子どもの命を預かる保育園の役割と運営についてどうあるべきとお考えですか。品川でも公立保育園の民間委託が進められていますが、ご意見をお聞かせください。

【西本たか子候補】
議会で民営化の目的を再三問いただしておりますが納得する答弁を頂いたことはありま せん。公立保育園の必要性を担当職員の認識がなければ、改善は難しいと考えます。職員の 想い、専門的な見地から保育の在り方を推奨していただきたいと強く考えています。保育に 関しての意欲を感じないので正していきます。

【森沢きょうこ候補】
こどもの命を預かる保育園の運営において、安全対策や職員研修の充実などを後押しすることは行政の役割の一つです。例えば、果実の丸飲みによる窒息死や水難事故、バスの置き去り事故など痛ましい事件が後を絶たない現状に心を痛めています。私は、こどもの事故予防議員連盟に所属し、全国の地方議員と勉強会や関係機関への提言に取組んできました。区長になることができれば、こどもの命や安全を最優先に、かつ、伸び伸びと成長していける環境づくりに取り組んでいきます。

【石田ひでお候補】
民間委託化について 待機児童対策が一段落し人口減少も見込まれる状況において、私立保育園も含めた品川の保育の質の向上は必須と考える。区立保育園の役割と必要な施設数を明確にする必要がある。そうしたことからも民営化は必要なことであり、民営化した園の検証をしっかりと行い、あり方を定めていきたい。

【山本やすゆき候補】
待機児童解消にあたって、民間企業の参入による保育園、保育所の拡大は一定の役割を果たしてきており、引き続き、適切なガイドラインの下に、モニタリングをしながら民間保育の拡充を図ることは重要と考えております。一方、民営化が必ずしも保育の質の改善には直結しないと考えており、公立保育の一律な民間委託を進めることには必ずしも賛成しません。公立保育園のミッションである、質の高い保育をできるだけ公平な機会で提供するという理念に基づき、公立保育園の運営を継続していくことが重要と考えています。

【村川ひろかず候補】
区立保育園の民営化は中止すべきです。公立の保育園は、たとえば医療的ケア児など障害を持つ子どもの受け入れなど、民間や株式会社では担えない大切な役割を担える施設です。待遇面でも、長く務め続け専門性を育てることができます。むしろ労働環境や障害児の受け入れ体制を充実するなど、質の向上こそ必要です。

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